― この記事を読みに来てくださっているということは…
― こんな悩みをかかえているのではないでしょうか?
自分が好きなことなら、永遠と時間を忘れるくらい没頭できるかと思いますが、そうでない場合は続けるのって難しいですよね。
そこで!結論からいうと、あなたが継続できない理由はホメオスタシス、いわゆる恒常性が原因かもしれません。
わかりやくいうと、恒常性とは『現状を一定に保ち続けようとする傾向』のことです。
つまり、何をやっても続かない人は、この『ホメオスタシス』が『続けようと思う意思』を邪魔しているかもしれないということ。
けど、基本的に人はみんな意思が弱い生き物であり、初めから継続できる人なんていないと、僕個人的には思っています。
そのため、今まで『○○を始めてみる!とか○○に挑戦すしてみる!』といった、色んな人を見てきましたが、大概の人は途中で辞めてしまっていました。(※特に僕の母とかww)
ただ、何をやって続かない自分自身に悲観的になる必要は全然なく、自分自身を変えることはできます。
今回記事にて解説する内容を理解し、そして実践したならば、あなたが継続できる人になるためのキッカケになるはずです!
著書の紹介
●この記事の信頼性
今回記事にて解説する内容は、決して主観的な意見ではなく、著書『ひとり会議の教科書』から学んだことを自分なりに吸収し、かみ砕いて紹介しています。
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何をやっても続かない原因→『ホメオスタシス』とは?
記事の冒頭でも軽く解説しましたが…
何をやっても続かない原因として考えられる『ホメオスタシス』。
上記がどういったモノなのか、少しだけ詳しく解説して理解を深めたあとに、記事の本題に入っていきたいと思います。
その上でまずは、このホメオスタシス(恒常性)には、下記のような2つの学問における違いがあることを念頭においてください。
- 生物学におけるホメオスタシス
- 心理学におけるホメオスタシス
では、解説していきます。
生物学におけるホメオスタシス
恒常性(こうじょうせい)ないしはホメオスタシス(希: ὅμοιοστάσις、英: homeostasis)とは、生物および鉱物において、その内部環境を一定の状態に保ちつづけようとする傾向のことである。
出典:Wikipedia
まず生物学におけるホメオスタシスとは、外部の環境にかかわらず、一定の状態を保とうとする調節機能のこと。
つまり、僕たちの身体がもつ、生命維持のための機能のことですね。
具体的には下記のようなモノが、この『生物学におけるホメオスタシス』に該当します。
- 気温にかかわらず、体温を36度程度に保つ。
- 身体のなかに細菌などの異物がない状態を保つ。
- 軽いけがをしたりかぜをひいたりしても、時間が経てば健康な状態に戻る。
心理学におけるホメオスタシス
心理学におけるホメオスタシスとは、「今のライフスタイルや環境をなるべく維持しよう」という心理です。心理的ホメオスタシスには、良い面と悪い面があります。
出典:スタディーハッカー
続いて、心理学におけるホメオスタシスですが、生物学におけるホメオスタシス同様に何かを一定に保とうとすることには変わりはないんですが、こっちの場合は心理状態。
つまり、自分自身の精神や心といったものに関わる恒常性ですね。
こちらも具体的に説明するならば、下記のようなものが該当します。
- 3日坊主で終わってしまう。
- 勉強の習慣がなかなか身につかない。
- ダイエットをしようと思っても食べるのを辞められない。
ホメオスタシスは、『続けたくない』という自分を生み出す元凶!
では、ホメオスタシスについて大まかな知識を得たとこで…
ホメオスタシスが、どのように”何かをやっても続けることができない”状態に影響しているのか?
上記を詳しく解説していきます。
あなたの心を支配する『自分らしさ』を無意識につくりだしている
まず一旦ホメオスタシスという言葉から離れて、そもそもの根本的な要因から深堀していきます。
その上で、あなたの心を支配する『自分らしさ』とは…
― 自分自身への『レッテル』
つまり、自分自身への評価を一方的・断定的に自分がつけたもの。いわば、思い込み状態に近いもの。
そう認識してもらえれれば、OKです。
記事を読み進めていけば、後々意味はわかるんですが…。
はやい話。この『自分らしさ』が自分の中に潜在意識として存在し、自分の心を支配することでホメオスタシスとなり、結果的に『何をやっても続かない自分』をつくりでしているんです。
『続けよう』と思っても、無意識に『続けたくない』と思ってしまう
ホメオスタシスが『自分らしさ』が影響し生まれ、『何をやっても続かない自分』をつくりだしていることがわかった上で…
今度はもっとイメージしやすように、具体例などを示しながら解説していきます。
私たちは無数の選択肢の中で生きている
基本的に私たちは、生まれてから死ぬまで『無数の選択肢』の中で生きています。
でもこれは、代々医者の名門一家といった感じで、家系的な事情で生まれた瞬間からその後の人生が決まっているような人。こういった人は別の話になってきますが…。
だとしても、基本的に現代に生きる私たちは無数の選択肢で溢れています。
- 進路の選択
- 将来の夢の選択
- 部活動の選択
- バイトの選択
- 生き方の選択
- 結婚する人の選択
などなど…
ただ無数の選択がある反面、それは自由度というメリットもありますが、当然デメリットもあります。
無数の選択肢があるゆえに、ホメオスタシスをつくりだす『自分らしさ』がうまれる
そのデメリットとして、ホメオスタシスをつくりだす『自分らしさ』がうまれるということ。
これからイメージしやすいように、具体例を話します。
たとえば、あなたが小さい頃に『歌を歌うこと』が好きだったとします。
けれども、びっくりするぐらい音痴だったため、家族から『○○は音痴だな~。もっと練習しなさい』と言われたり…。
更には、合唱コンクールの練習をしてときに、友達から『○○ちゃんは、音痴だから口パクでいいよ!』と言われたことがあった。
こんな経験があったとします。
こんな経験があれば、大概の人は自分自身への自信を失い、悲観的になり、途中で辞めてしまうと思います。(※今回の例は、極端なのであくまでの話。)
結局、何がいいたかというと…。
あなたがこれまで『無数の選択肢』の中で生きているならば、それは途中で辞めた経験。いわば、『もう選ばなくなった選択肢』をたくさんもっているということ。
だから、自分の中では続けたいと思っていても、そういった『もう選ばなくなった選択肢』が無意識に自分の意志を邪魔している。
その結果、『本当は続けたい。これは自分にとって大きな挑戦だ!よし、やろう!』と思っていても、過去の延長線上である限り、変えられないということです。
やる気がある=異常な精神状態
もう選ばなくなった選択肢をたくさんもち、『自分らしさ』が形成された脳内は…
意識できる意識と、意識できない意識の割合がビット数的に、140対20000!という状態になっています。
例として、続けたいと140人の自我が主張しても、反対に20000人の自我が続けたくないと主張してくるといった感じ。
だから、結果的に無意識に『続けたくない』と思ってしまう状態になっているんです。
まとめると…
脳内や心理状態では、『続けたくない』という意識が当たり前な状態になっているので、『続けたい!』と思っても、それを脳が異常状態と判断してしまう状況が当たり前。
↑
根本的にこれを治さない限りは、自分を変えることができないということになります。
悩みを解決する方法は『自分らしさ』を書き換えること
ただ、もちろん対処法もあります。
それが、『自分らしさ』を書き換えること。
自分らしさを書き換えてしまうことによって、根本的にホメオスタシスがうまれない状態にし、何をやっても続かない悩みを解決する方法になります。
その上で、これから解説する以下3つの方法を試してみてください。
- :自分が絶対に決めないような目標をあえて決めてみる
- :ノウハウよりもノウフーを意識する
- :はじめからうまくいっているつもりでやる
①:自分が絶対に決めないような目標をあえて決めてみる
まず1つ目に…
自分が絶対に決めないような目標をあえて決めてみる。
という方法を解説しますが、これはとびっきりぶっ飛んでるくらいの目標の方が丁度いいです。
・・・少しどういうことか、簡単に解説すると…
普通の目標だと、今ままでの過去の経験に基づきやすく、結果的に過去の延長線上に乗ってしまいがちになります。
具体例として、バイトが何をやっても続かない人がいたとしましょう。
彼の場合、仕事を覚えるという目標を毎回設定していて、それだと結局バイトを変えたとしても、過去の延長線上になりがち。だから、バイトが続かないという場合もある。
上記の例のような人でも、今までに設定したことがない目標。
例えば・・・
- どうすればお客さんが喜んでくれるのか?
- どうすれば、もっと仕事を効率よくできるようになるのか?
- この店の課題点はどこにあるのか?
といった感じで、他者貢献するような目標を定めるだけで、全く違う世界が開くかもしれません。
というのも、結局今まで自分がやろうともしなかった目標を設定することで、既存の『自分らしさ』が動き出し、ビット数のとこでも言いましたが、140対20000という比率が傾きだすわけです。
②:ノウハウよりもノウフーを意識する
続いて2つ目が…
ノウハウよりもノウフーを意識する。
※ここでいうノウフ―とは『憧れの人』、『目標とする人』、または『自分より少し先を行くライバル』のことを指します。
という方法を解説します。
ここでも、具体例を示した方がわかりやすいので、早速下記の例を見てください。
この例は兄弟がいる人なら、たぶんイメージしやすいと思うんですが…。
もしあなたが弟なら、小さい頃。兄の背中をおっかけ、無意識に兄がすることをなんでも真似しよとした経験はありませんか?
小さい頃って無性に兄という存在に憧れがなんですよね。これは姉妹も同様に。
これってのは、いわばホメオスタシスとか関係なしに、自分がしたくないことでも兄がやってるから自分もしてみる。
完全に『自分らしさ』が置き換わっている状態ですね。
上記の例は、極端な例ですが…。
結局何がいいたっていうと、誰かの存在や影響力は強大だということです。
― ライバルなんかもいい例ですね。
『アイツには絶対負けたくない!何がなんでも超えてやる!』といった具合いに、鬼の継続力を生み出します。
勉強にしろ、部活にしろ、バイトにしろ、自分がその道の頂点に立たない限り、周りには自分より優れた人は必ずいるはずです。
何をやっても続かないという人は、まずそういった人たちを超えるぐらいの勢いで取り組んでみてください。
モチベーションを高まり、継続する意思が強くなるはずです。
それに、継続できるメリット以外にも、仮にもし目標する人、ライバルとする人を超えたと自分自身で思うなら、それは結果的に自分自身の成長に繋がります。
③:はじめからうまくいっているつもりでやる
最後の3つ目が…
はじめからうまくいっているつもりでやる。
という方法を解説します。
結局、何をやっても続かない人は無数の選択肢の中で生きてきて、『選ばなくなってしまった選択肢』は積み重なり、無意識に『続けたくない』と思ってしまっていると原因の章で解説しました。
結局何かしらの失敗を恐れているから、続かないことが多いわけで、途中で心が折れてしまうなら・・・
はじめから『うまくいっているつもりでやろうぜ!』というのが、この3つ目なわけです。
基本的に成功者は、こんな感じの人が多いらしですよ。
まとめ:何も続かないということは、見方を変えればプラスでもある!
ここまでの流れで、『何をやっても続かない』=『ダメなこと』的な感じの話をしてきました。
ただ僕自身、見方を変えれば、『何をやっても続かない』ってのはプラスでもあると思っています。
なぜなら、自分自身の意見をしっかりともっている人だから。
基本人って我慢しちゃう生き物じゃないですか?
ほんとうは嫌いでも、我慢して好きでもない仕事を続けたり。明らかに劣悪な環境なのに、無理して続けたりと…。
もちろん、続けなくちゃいけなり理由がある場合もあるので、一概には言えないですがね。
けど、そうした人もいる中で、『これはダメだ~』、『これもダメだ~』というのはある意味自分自身がずっと継続してできることに、まだ出会っていないだけ。
という、プラスの見方をできます。
ただし、複雑な世の中で生きる以上、すべての人が満足のいく生き方を送れるとは思っていません。
でも、一度きりの人生なので、どうせなら自分自身が満足の行く形で生きてほしいと思っています。
それでは、以上です。
さいなら~
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