※この記事は2020年7月25日に更新したものです。ささっと読めば約3分で読みおわります。
── 自分の価値とは何か?
この記事を読みに来てくださっているというとは、『自分の価値を高める方法』に悩んでいる…。→ですよね?
でも、そもそも価値を高める方法以前に、『自分の価値』って何だと思いますか?
市場価値や社会的価値などの一種のステータス…
例えば○○資格をもっているだとか、○○スキルをもっているだとか。
もちろんこれらも、『自分の価値』といえるものだと思います。
けれど、本当の『自分自身の価値』って、そういったある種ステータス的なものでなく、他者から真っ当に評価され、自分の価値意識を高まった状態こそ『自分の価値』と言えるのではないでしょうか?
事実、ステータスを高めるのって結構難しいし、万人すべてができることじゃないです。
けれど、他者から評価される自分になるのは、やり方次第では誰にでもできること。
例えば、困っている人に手を差し伸べ、その人から『ありがとう』と感謝されるとか…。
そこで今回、私なりの考えや意見ではありますが、『自分の価値を高める一番簡単な方法』→つまり、人から感謝される人間になる方法について解説します。
著書の紹介
人から感謝される人間になるには『他者貢献』を意識すること
記事の冒頭での、自分の価値を高める一番簡単な方法は『人から感謝される人間になること』と言いました。
── では、どうしたら人から感謝される人間になれるのか?
結論からいうと、それは『他者貢献』を意識することです。他者貢献という言葉はアドラー心理学における人生をよりよく生きるための教えなのですが…まあ、ざっくりと要約すると・・・
※他者貢献とは・・・自分じゃない誰かへのために尽くすこと。
また、他者貢献の必要条件は下記2つ。
・ありのままの自分を受け入れ、自分への執着を断ち切ること。
・他者に関心を寄せること。
ざっくりとまとめると、上記のような感じのことをさしますね。
では、具体的に『他者貢献』をどう意識すればいいのか以降で解説します。
信用ではなく、信頼の心をもって行動する
まず『他者貢献』を意識する上で、信用ではなく信頼の心をもって行動することが大切です。
信用、信頼という2つの言葉を見て混乱している人のために2つの違いを簡単に説明すると・・・
まず、信用とは…見返りを求めたり信じるに値する条件を満たすことを前提にして他者を信じること。
一方で、見返りや条件を求めないで無条件で他者を信じることを信頼。
対人関係のあるべき姿は「信用」ではなく「信頼」によって成立すると考えるのがアドラー心理学の根底にあり、他者貢献を意識する上で必要不可欠な要素です。
裏切られることもあることを念頭におく
信用ではなく、信頼の心をもって行動することが大切なんだと言いました。
ただ一方で、見返りや条件を求めないで無条件で他者を信じるということは、人によっては裏切られるということもあります。
けれど、そういった時に意識してほしいのが、『裏ぎられることもあることを念頭におく』ことです。
人は、裏切られたりしたその時は傷つき、悲しみの感情が生じます。そんなことがあったならば、負の感情が芽生え、他者貢献すること自体をバカバカしくも思えてしまうかもしれません。
しかし、相手が裏切るかどうかは相手の課題であり自分自身が介入すべきではないです。
何かを求め、行動するならば必ず壁にぶち当たります。
けど、そこで立ち止まり後ろを向くのではなく、どう乗り換えるか前向きに捉えることが大切です。
自分の価値を高める一番な方法とは言いましたが、『裏切り』という行為は、人から感謝される人間になるために誰もが経験する困難。
経験を繰り返すことによって、『あ~この人に何かしたとしても、自分がかえって不幸になるだけだわ~』という風に見切りができるようになります。
全ての人を信頼しなくてもいい
信用ではなく、信頼。裏切りもある。
↑
2つ話をした所で、結局のところ『他者貢献を意識して行動する』というのは、全ての人を信頼しなくてもいい、という結果にたどり着きます。
あくまでこれは極論なので、他者貢献のアプローチは人によって異なるとは思いますが…。
ただ僕自身が思う意見としては、他者貢献を意識し、人から感謝される人間になるためには『全ての人を信頼しなくてもいい』というある意味割りきった考え方を身に付けておけばOKだと思っています。
なぜなら、いくら自分が無条件に他者を信頼し、その人のためを思って行動したとしても、万人すべてがその対価として『感謝』してくれるわけではありません。
当然、中には無反応・無視といった裏切り行為をかませられるかもしれません。
けれど、それが現実であり、端から全ての人を信用しなくていいんです。
はじめの内は、自分の価値を高めようと他人に見返りを期待しすぎるかもしれませんが、多様な経験を積み、最終的には『すべての人は信頼しなくてもいい』ぐらいの姿勢が身に付けばOK。
たぶんこの状態まで自分をもってくることができれば、自然と他者貢献できる人間になり、幸福度の高い人間になれます。
で結果的に、人にすべてを求めすぎないから、そもそも自分の価値を下げることはない。それ則ち、自分の価値を高いと思える人間になっているということになります。
『人から感謝される人間』になれば、自分の価値が高まる以外にどんなメリットがあるのか?
ここまでの流れを一旦まとめると…
・自分の価値を高める一番簡単な方法は、人から感謝される人間になること
↓
・人から感謝される人間になるには、『他者貢献』を意識すればいい
↓
・『他者貢献を意識する』を具体的に説明すると、『①:信用ではなく、信頼の心をもって行動する②:裏切られることもあることを念頭におく③:全ての人を信頼しなくてもいい』の3つである。
というところまで説明してきました。
では一体、『人から感謝される人間』になれば、自分の価値が高まる以外にどんなメリットがあるのか以降で詳しく解説したいと思います。
自分の価値意識が高まるという『モチベーションアップ』に繋がる
まず1つ目に、一番イメージしやすいものを説明すると『自分の価値意識が高まる』があります。
これは普通に考えたら当たり前のことなんですが、誰かに感謝され『ありがとう』と言われれば、その瞬間自分に価値があるんだと思えます。
すると、当然嬉しいから自分の価値意識が高まり、もっと誰かのために他者貢献しようと思えます。
要するに『モチベーションアップ』に繋がるわけですね。
『ありがとう』の数は収入・幸福度の増加に比例する
続いて2つ目が、『ありがとう』の数は収入・幸福度の増減に比例することです。
基本的に世の中のビジネスは、誰かの悩みがあってのサービスであり、そのサービスを顧客に提供し、感謝されることでお金をもらえる仕組みになっている。
つまり何が言いたいかというと、人から感謝される数が増え、『誰にどんなことをすれば、喜んでもらるのか?』の感覚がわかるようになれば、対価としてもらえる収入(お金)も増えるってことです。
幸福度の定義は人によって違い、何をどう幸せと感じるのかは人それぞれです。
けれど、お金が増えれば誰だって人生における自由度や選択肢も増えるので、結果的に幸福度も増します。
つまり、ありがとうの数が増えれば、収入が増え、幸福度の増加に繋がるわけです。
誰かに必要とされるていると感じるから、自分自身を尊く思える
最後に、誰かに必要とされるていると感じるから、自分自身を尊く思えることがあります。
人間は孤独に弱い生き物であり、自分が誰からも必要とされていないと感じれば、死を選ぶ人もいます。俗にいう『孤独死』ってやつですね。
ただ、一方で誰かに必要とされていると感じるならば、逆に自分という存在を尊く思えるもの。
例えば、自分は〇〇にとって〇〇な存在だから、自分はいなくなれば、○○が悲しむ。だから、自分をもっと大事にしよう…。
とか、こんな感じで!
つまり、人に感謝されるということは少なからず、その瞬間に自分自身がしたことに意味があって、自分という存在に価値があることに気付く。
だから、誰かに感謝されるということはそれだけ大きな力があるということです。
まとめ:身近な誰かに『ありがとう』と言ってもらえるように行動しよう!
今回この記事では、『自分の価値を高める一番簡単な方法』について解説してきました。
でも、記事の内容的に『なんか、難しそうだな~』と感じてしまった人も中にはいるかもしれません。
けど、大丈夫です!
記事の冒頭に、下記のようなことを書いていました。
他者から評価される自分になるのは、やり方次第では誰にでもできること。
ここから言えることして、やり方次第では誰でもできるんです。
まあ、だからこそ自分の価値を高める一番簡単な方法と豪語しているわけですが(笑)
その上で、あなたに伝えたいことは・・・身近な誰かに『ありがとう』と言ってもらえるように行動しよう!
です。
何も明日から、いきなり見ず知らずの誰かにやれというわけじゃなく、身近な誰かに感謝されることから始めてみればいいだけなんです。
例えば、家族・友人・友達とか…。
小さな成功体験を積み重ねることによって、結果的にそれが後に自分を突き動かす自信に繋がります。
だからまずは、身近な誰かに『感謝される人間になる』ことから始めてみてください。
本日は以上です。
それでは、また~