※この記事は、2020年4月30日に更新したものです。最新の情報は各建築士会のホームページにてご確認ください。
悩み:二級建築士の学科試験の『各科目合格基準』と『難易度』を詳しく知りたい!
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この記事では、このような悩みに答えます。
今回は二級建築士の学科試験に関する記事を書きました。
- 令和元年度の二級建築士試験に一発合格!
- 製図試験は独学で突破!
では、早速記事を見ていきましょう!
二級建築士 学科試験の【合格基準】
二級建築士の学科試験というか、資格系なら何でもそうなんですが…
これだけは最低取らないと受からんぞ!!っていう
ボーダーラインがあります。
そのボーダーラインっていうのが、だいたい↓こんな感じで…
計画 | 法規 | 構造 | 施工 | 合計 |
13 | 13 | 13 | 13 | 60 |
各教科25点満点中の13点以上の合計60点以上がだいたいのボーダーラインです。
「だいたいの」っていう言葉に反応した人もいると思いますが
試験の難易度や受験した人の平均点などで、稀にこのボーダーラインは変化します。
まあでも、基本的には↑上記の表が一般的なボーダーラインだと思っとけばいいです。
具体的に何点とればいいのか?
ボーダーラインについて何となくわかったと思います。
で!
「具体的に何点とればいいわけ?」
って話になってきますが
要は、1つ25点満点中の教科を全部13点以上取ればいいわけです!
ほんで、合計点が60点を下回ってなければ合格です!
これって、実際受けてみないとわかんないと思うんですけど、13点取ればいいってのは結構ありがたいですよ?
なんせ、12問までなら間違えていい。
言い換えれば半分あってればいいわけだから。
でも、勉強し始めの最初の内は13点すら取れないんだよねwww
なんせ、覚える量が多すぎんだよね、二級建築士の学科試験
【合格する場合】と【落ちる場合】の点数の違い
合格点の基準について
もっとわかりやすく説明するために
実際に例を用いて説明したいと思います。
まずは…
◎合格の場合の例
ex
計画 | 法規 | 構造 | 施工 | 合計 |
14 | 15 | 13 | 20 | 62 |
続いて…
◎不合格の場合の例
ex.01
計画 | 法規 | 構造 | 施工 | 合計 |
12 | 18 | 24 | 19 | 73 |
ex.02
計画 | 法規 | 構造 | 施工 | 合計 |
13 | 13 | 13 | 15 | 54 |
です。
この【合格の場合】と【不合格の場合】の2つの違いってわかりましたか?
まず、1つ目の不合格の例は…
合計だけみたら、【72】あるから不合格の方が高いですよね??
でも、合計がいくら高かろうが関係ないんですよね。
どれか1つでもボーダーライン以下の教科があれば、残りの教科を満点取ろうが不合格になります。
で!
逆に2つ目の不合格の例で言うと…
今度は各教科全部13以上あるのに不合格な理由は、合計が60を超えていないからです。
もう、わかたったと思いますが、まとめると…
・各教科13点以上取って尚且つ合計が60以上ないと不合格になる
ていうことです!
学科試験の合格基準の仕組みについてはこんな感じです。
で!
じゃあ、実際学科試験受けてみて
◎点数の取りやすい教科
◎点数の取りにくい教科
は、どうだったのか?
気になると思うので、【体験談】を交えて話していこうと思います。
【学科試験】点数の取りやすい教科
点数の取りやすい、取りにくいは、個人の得意・不得意によって変わってくると思いますが、試験の傾向的に僕が感じたことについて説明していきたいと思います。
【法規】は一番の点取り科目になる
これがどういうことかっていうと…
建築系の学校に通ってる人や、実務で法規に少し触れたことがある人なら感じてると思いますが
法規ってめっちゃムズイんですよね!!
僕も二級の学科を受ける前に、学校の授業で法規を習ったことがあったんですけど
もうワケわかめーー
でした。
けれど!
難しいのは最初の内だけです。
なんでかっていうと…
二級建築士の学科試験の勉強し始めの頃は、法規なんて全然できません。
僕も最初の頃は全くできませんでした。
↓画像見てもらえれば、わかると思うんですけど
法規って要は…
法律を扱う科目だから法令集を使って、問題を解くわけなんですけど
最初の内はほんとに
どこを探せばいいのかわからんし
探すのに時間がかかって全部解けれないし
って感じなんですけど、人間要は慣れで
ずっと法規の勉強をしていると、自然とできるようになります。
いや、これは間違いないので安心してください。
僕と一緒に学科を受けた同期もみんな法規は得意になりましたので。
まとめると…
◎法規の科目は、問題の答えがすべて法令集に書いてあるので慣れたら余裕
ちなみに
僕が、勉強や試験の時に使っていた法令集が日建学院のやつです。
【計画】は暗記科目の中でも覚えやすい
二級建築士の学科試験って
法規以外はほとんど暗記系の科目なんですよね!
でも、計算系の問題中には出ます。
というか、全科目少しは計算問題があります。
で!
なんで、計画が覚えやすいかというと
残りの【構造】【施工】に比べて数字を覚える問題が少ないからです。
計画の問題は、だいたいが語句や単語を覚える問題が多かったので、個人的には覚えやすかったです。
【学科試験】点数の取りにくい科目
じゃあ、今度は逆に点数の取りにくい科目はなにかっていうと…
残りの教科しかないんですけど、個人的に覚えるのに苦戦したの科目は1つだけでした。
【施工】は暗記科目の中でも一番覚えにくい
これは、一番この記事の冒頭でも言ったように
個人差があるため、あくまで僕の場合の話です。
ゼネコン系の会社に就職していてバリバリ実務で施工やってる人からしたら、二級の施工は簡単かもしれません。
けれど、僕のような学生からすると施工が一番覚えにくかったです。
理由としては
とにかく問題に数値や数字が入っている問題が多い。
語句や言葉と違って、覚えにくいため何回も問題を解いていないと、すぐ忘れてしまいます。
そのため、施工は最後の最後まで苦戦しました。
【構造】の計算って難しいの?
で!
番外編になるんですけど
構造計算とか嫌いな人、多いんじゃないでしょうか?
僕も構造計算苦手です。
というか、嫌いです。
でも、二級建築士の学科試験の構造には
構造計算が出ます。
でも安心してください。
二級の構造計算はめっや簡単です。
断面二次モーメントなどを求める問題が多めなんで、それほど難しくないです。
しかし
建築系初心者の方だと、ちょっと理解するまでに時間がかかるかもしれないですし
もしかしたら、本番も解けないかもしれないです。
けれど、大丈夫です。
最初の方でもいいましたが
各科目13点以上取ればいいわけで、最悪計算問題はわかるものだけやって、わからん問題は捨ててもいいです。
僕も接点法とかわからいなので、捨ててましたwww
まとめ:学科試験に合格するには、安定した点数を取ることが大事
色々書いてますが、落ちないために大事なのはどの科目も安定して、合格基準以上の点数を取ることです。
ちなみに、令和元年の僕の学科試験の点数は以下のような感じです。
計画 | 法規 | 構造 | 施工 | 合計 |
19 | 21 | 18 | 17 | 75 |
過去問などをして、どの年度も↑僕のように安定して点数が取れていれば、まず落ちることはないと思います。
二級の学科試験は、似たような問題もたくさん出て、一割見たことない問題が出る感じなんで、しっかりと勉強していれば相当なことがない限り落ちないと思います。
以上
【体験談】二級建築士 学科試験の合格基準は? 各科目の難易度は?
でした。