※この記事は2020年8月3日に更新したものです。ささっと読めば約3分で読みおわります。
── 精神論は役に立たない!
この記事を読みに来てくださっているということは、どう仕事に取り組めばいいのか悩んでいる人がほとんどだとは思います。
無論。なればこそ、一度は・・・『仕事をこなしていく上で、精神論なんて役に立たない』という意見を、もしかしたら耳にしたことがある人もいるかもしれません。
ただ、今回記事にて解説する内容は精神論ありきの内容であり、その理由としては、『心構え』は仕事のすべてに影響するからです。
かといって、精神論だけを語るだけなら役には立ちませんがね…。
けれど、1つ言えることは・・・
結局は、マインドや基礎が伴わない成果は、徒花のようなもので、やがて陳腐化してしまいます。
それはつまり、ブレない軸をもたなければ、30代・40代になっても状況に振り回されるばかりの、ふわふわしたビジネスパーソンになりかねないということ。
そこで今回は、仕事ができるエリートから学ぶ、『仕事に取り組む姿勢』について解説していきます。
著書の紹介
本記事にて書かれている内容は、以下の書籍の内容から学んだことが含まれています。
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仕事を取り組む姿勢の基本は、『当事者意識』をもつこと!
まず初めに、この記事のタイトルでも記載しているのですが、仕事に取り組む姿勢の基本中の基本は、結論から言って・・・
結論:『当事者意識』をもつことです。
少し想像してみてください。。。
社内の同僚と夜な夜な飲み屋で愚痴をこぼしたことはありませんか?
確かに他部署の人が悪かったのかもしれません。はたまた、上司の考えが間違っていたのかもしれません。
けれど、少し考えてみてほしいのが、愚痴をこぼす人に『当事者意識』はあるのかということを。
当然、愚痴をこぼすなといっているわけではなく、自分以外に誰かに責任を押し付けている内は、仕事もうまく進むはずがないってことです。
つまり、『当事者意識』をもつということは、仕事に取り組む姿勢において誰もが身に付けておくべき基本中の基本なんです。
当事者意識が大切な理由
ただいきなり、仕事に取り組む姿勢の基本は当事者意識をもつことだ。→そう言われても、なぜ大切なのかわからないと思います。
ただ、当事者意識をもつことのもっとも根底にある重要なことは、『思考を停止させない』ためにあります。
他人のせい、上司のせい、会社のせいにする。
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自責じゃなく、他責のせいにする。これって簡単なことなんですが、言い換えればそれは、自分の責任を放棄していることに他ならないこと。
ただ、こんなことを言うと、『100相手が悪い場合でも言えるのか?』と反乱されてしまいます。
けれど、一度でも他責の味を占めると、その瞬間から自分で何も考えなくなってしまうんですよね。
なぜなら、100他責だと思えば、そもそも自責を探そうとしたり、考えなくても済んでしまう。そして、それが当然と思い込んでしまうからです。
言ってしまえば、自分は関係ないから『誰かが考えて処理して!』というわけになってしまいます。
でも、それじゃいい仕事なんてできるわけもないので、だからこそ当事者意識は大切なんです。
当事者意識を身に付けるコツは【3つの段階】を理解すること
仕事に取り組む姿勢の基本は、当事者意識をもつことが重要だという話を進めて来ました。
ただ、いきなり『当事者意識をもちましょう!』と言われても、具体的に当事者意識がどんなものなのかイメージできなければ、そもそも身に付けようがありません。
そこで以降では、当事者意識を身に付ける上で知っておくべき3つの段階について、解説していきます。
3つの段階
- :問題意識
- :危惧意識
- :当事者意識
①:問題意識
まず1つ目が、『問題意識』です。
当然、自分が今やっている仕事の問題を見つけることからはじめなければ、改善のために行動のしようがないですよね。
仕事をよりよくして行こうと思うならば、当然問題点を探し改善していく必要がある。
だからこそ、問題意識をもつことは当事者意識を身に付ける上での出発点になります。
②:危惧意識
続いて2つ目が、『危惧意識』です。
例えば、もし今のあなたが・・・
このまま仕事さえしていれば会社が給料払ってくれるし、何も問題ない。俺はこのまま淡々とこなされた仕事をしていけばいい。それで金さえもらえるのなら!
こう思っているとしたら、それは危惧意識の欠如と言えます。
なぜなら、会社は利益があるから存続できるのであって、頑張っているから存続しているということではないからです。
③:当事者意識
そして最後に、『当事者意識』です。
誰かがやってくれるからいい、別に俺がやらなくてもいい。→そういった意識ではなく、この仕事は自分がいまやっている。自分がやらなければ、誰がやるんだという『自責の意識』が当事者意識にあたります。
最初の方でも当事者意識には3つの段階があると言いましたが、ここまでの流れをまとめると・・・
・問題意識がない人が危惧意識をもつということはない
・危惧意識があるからこそ、当事者意識が芽生える
だからこそ、この3つの段階は重要なんです。
当事者意識を実践するための【3つのアクションプラン】
自分で考え、自分で行動するから、仕事をうまく進めることができる。
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ここまで淡々と話をしてきましたが、当事者意識を簡単にいうと上記のようなもの。
けれど、実際問題仕事って社内全員での共同作業であるし、自分ひとりでできることは少ないかもしれません。
加えて、そこにお客様だったり取引先、株主といった利害関係まで加わる。
要は仕事と一括りにしても、実際は複雑なんですよね。
こうした現状を我に返って考えると、自分ひとりですべてをコントロールすることは不可能かもしれません。
当然やっぱり当事者意識なんてもつことはできないと思ってしまう気持ちもわかります。
ただ、僕が学んだ本にはこう記されていました。
成長するためには、一旦どんなことも『自分のせい』とする自責の考え方が必要となる。『起こった結果はすべて自分のせい』と受け止めることで、すべての仕事をコントロールする方法を考えるのだ。
つまり、当事者意識をもち、自分の責任で仕事を進めることができる人間になろうということ。そうした先に自分自身の成長が待っているわけです。
そこで、最後に実際に『当事者意識』を実践する上での具体的なアクションプランについて解説していきます。
アクションプラン①:自分に問いかける
まず1つ目が『自分の問いかける』ことです。
どういうことか説明すると、他責にしたいことが起こった際に自分に問いかけるんです。
- 自分にはもっとできることがあったのではないか?
- 自分があの時こう関わっていたら、また違った結果になっていたのではないか?
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こんな風にです。
他部署のせいとはいいながらも、もっと事前の調整ができなかったのか。上司のせいとはいいながらも、自分から上司に確認できなかったのか。
至らない結果に陥った際に、『自分にはもっとできることがあったのではないか』と自分に問いかける時間をつくることを意識すれば、次第に当事者意識をもてるようになります。
アクションプラン②:他部署の仕事を率先して請け負う
続いて2つ目が、『他部署の仕事を率先して請け負う』ことです。
- もし他部署が言ったとおりにしてくれなかった。
- 部署内の役割分担が明確でなかった。
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もしこんなことがあれば、それはチャンスです!
他部署の動きが悪いのであれば、他部署から仕事を移管してもらうように依頼すればいい。部署内で役割分担を明確にするのであれば、自分がコントロールできる領域を増やすように、上司に依頼してみればいい。
もしそれで仕事がうまくいくのであれば、誰でも許可するはずです。
それに、コントロールできる仕事の領域を物理的に増やすことは、もう後に引けなくなるということ。言い換えれば、それは当事者意識を醸成させるにもってこいな状況になるということです。
アクションプラン③:悪いことは自分のせい、良いことは誰かのおかげ
最後に『悪いことは自分のせい、良いことは誰かのおかげ』です。
これは具体的なアクションプランというよりかはマインドに近いものになります。
ただ、できる人(エリート)は『悪い結果になればすべて自責』・『いい結果になればすべて他人のおかげ』と考えているそう。
悪い結果といい結果で、そのつど考え方を切り替えることができる。
もしそなれば、当事者意識としては最高な状態に達していると言えます。
是非、今回紹介した具体的なアクションプランを試して、仕事に取り組む姿勢の基本である、当事者意識を身に付けてみてください!
本日は以上です。
それでは、また。